一つ前の記事では、家計簿が続けられない理由と続けやすい家計簿の特長についてご紹介しました。http://nurse-beauty-freedom.conohawing.com/?p=125
家計簿は続けることが大切。
過去に家計簿が続けられず、挫折を繰り返してきた私は、表計算アプリで家計簿を作成しました。そして家計簿を1年以上続けた結果、赤字を克服できました。家計簿以外のやりくりを含め、現在は年間100万円以上の貯蓄や投資ができています。
家計簿作成に使用した表計算アプリとは、Appleのデバイスに搭載されている標準アプリ「Numbers」。表計算のスキルに自信がなくても簡単に作成できて、MacやiPhone、iPadからササっと簡単に入力や修正ができるため、Appleユーザーにオススメのアプリです。
今回は「Numbers」で家計簿を作成する方法をご紹介します。
Numbersとは?
Numbersとは、iPhoneやiPad、MacなどApple製のデバイスにプリインストールされている表計算アプリのこと。MacやiPadで作ったスプレッドシートをどのAppleデバイスでも入力したり、変更したりできます。
目次
NumbersとExcelの違い
表計算ソフトといえばExcelという印象の方は少なくないのではないでしょうか?
次にExcelとNumbersを比較してみましょう。
Excelは、Numbersより使える関数が100以上多く、グラフの種類、処理や操作のカスタマイズ性が充実しています。統計や複雑な計算が必要な場合はExcelの方が適しているでしょう。
一方でNumbersは、Excelよりも自由なレイアウトができます。デザイン性が高い表の作成はExcelより勝るでしょう。また、関数やグラフの種類がExcelより少なくはありますが、少なくとも家計簿で使うには十分です。
Numbersは、iPhoneやiPad、MacなどApple製品のユーザーで、簡単に綺麗な家計簿を作りたいなら、ぜひ活用したいアプリです。
Numbersで作る家計簿の特長
Apple製品を使用しているなら、ぜひ活用したいNumbers。では、Numbersで作る家計簿にはどんな特長があるのでしょうか?
(1)iPhoneやiPad、Macのどのデバイスからでも簡単に入力やカスタマイズができる
同じAppleIDのデバイスであれば、シームレスに連携が可能なApple製品。Numbersで家計簿を作れば、Appleデバイスで金額の入力や修正、表のカスタマイズなど、あらゆる操作ができます。そのため、自宅のパソコンだけでなく、外出先でiPhoneやiPadからでもサクッと入力できます。
- 日付の入力が簡単
「今日」を選択すると自動的に今日の日付が入力されます。「月」「日」は「+」や「−」をタップすれば、数日前の記録も一瞬で可能。
- カテゴリがポップアップになっており、項目を分類しやすい
(2)Numbers内の見本の「家計簿」をカスタマイズするだけ
Numbersにはたくさんのデザイン性の優れたテンプレートが用意されています。「家計簿」のテンプレートを選択し、自分なりにカスタマイズするだけで、15分ほどで簡単に家計簿が作成できます。
(3)表計算が苦手でも作りやすい
家計簿のテンプレートを用いるため、関数を使う必要がありません。実際、関数が苦手でほとんどわからない私でも、簡単に家計簿を作成できました。
(4)データが自動的にグラフや表になるため、問題点がわかりやすい
「家計簿」のテンプレートにすでにグラフや表が入っており、金額を入力するだけで自動的に表やグラフに反映されます。予算をオーバーしてお金を使いすぎたら赤字になる仕様になっているため、問題点が一目でわかるようになっています。
(5)オフラインでも使用できる
Numbersはオフラインでも使えるため、ネット環境が整っていない場所でも家計簿へ入力できます。通常icloudに自動保存されますが、入力時にネットが繋がっていなくても、icloudへのアップロードはオンラインになってから自動でされるので、地下鉄や電波の悪い場所でもササっと入力できます。
(6)なんといっても無料!
上述した通り、とても便利なNumbers。驚くべきなのは、Apple製品のほとんどにプリインストールされているため、無料なのです。
Numbers家計簿の作り方〜4つのステップ〜
次にNumbers家計簿の作り方をご紹介します。
【STEP1】テンプレートを選択する
Numbersアプリを開いてテンプレートから「個人財務」→「家計簿」を選択します。
(2)【STEP2】「予算」シートのカスタマイズ
これが予算シートです。項目と金額を変更していきます。
1)予算シートのカスタマイズ
「予算」シートをタップするとポップアップ画面が出るので「新規フォーム」をタップします
フォームが現れるので「カテゴリ別の概要」をタップします
2)項目別に予算を決めて入力する
「カテゴリ」に家計簿の分類項目を、「予算」の欄に予算額を入力します。
入力が終われば、右下「>」をタップして他の項目へ移動できます。
注)はじめに予算をいくらにしたらいいかわからなくても、適当な金額を入力します。1〜2ヶ月家計簿をつけて、支出額から予算を決めたらOKです。
【STEP3】「支出記録」シートのカスタマイズ
これが「支出記録」です。このシートをカスタマイズします。
支出記録のカテゴリ項目と「予算」シートのカテゴリ項目を合わせる
支出記録は「日付」「詳細」「カテゴリ」「金額」の4つの列に分かれています。
Cの「カテゴリ」列2行目から最後の行までを選択し、ハケマークをタップします。
すると画面下にフォーマット選択画面が出ます。
「ポップアップメニュー」を選択し、「i」マークをタップします。
項目をカスタマイズします。「予算シート」の項目に内容を合わせます。
いらない項目は3本線をタップすると削除できます。
新たに項目を増やす場合は、(+)の「新しい項目を追加」に入力し、追加できます。
「予算シートのカテゴリ内容」と「支出記録のカテゴリ内容」が一緒になっているか確認します。
カテゴリ内容が一緒になっていれば、入力した金額が正しく連動して表示されます。
【STEP4】作成した家計簿を「家計簿ベース」として保存
作成した家計簿は毎月始めにコピーを作成し「R◯年 △月家計簿」に名称変更して使用します。一年分を「R◯年度 家計簿」の名前でファイルを作成して保存します。
STEP4までできたら、毎日の家計簿入力は「支出記録」のみ。1分もあれば入力できます。
まとめ
今回は、Numbersを使った家計簿の作成方法をご紹介しました。私はExcelなどの表計算が苦手な上に、Numbersアプリに慣れていなかったにも関わらず、30分位で家計簿を作成できました。一度家計簿を作ってしまえば、毎日の入力にかかる時間は1分程度。ストレスなく家計簿を続けられています。Appleユーザーなら、一度試してみてはいかがでしょうか?