訪問看護師におすすめの入門書【5選】

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訪問看護師が知っておくべき特有の制度や知識

こんにちは。コアです。

最近訪問看護で働き出した人や、これから始めようという人にとって、

訪問看護師になるためには、いったい何が必要なの?

と思うことはありませんか?

私自身、現在訪問看護師として5年経ちましたが、もともとは急性期病院の病棟経験しかなく、訪問看護ステーションでの就職が決まった際、

私

いったい、どこから勉強を始めたらいいのかわからないわ。

と、不安が募っていたと記憶しています。

そんなあなたに、入門書といえるおすすめの本を5つご紹介します。

1.現場で使える訪問看護便利帖

訪問看護師の仕事は、状態観察やケア、医療処置だけではありません。

主治医やケアマネさんやヘルパーさん、デイサービスのスタッフ、訪問リハビリスタッフなどの多職種連携が欠かせず、情報共有や相談、支援の方向性を統一するために、連絡が頻回になることもしばしば。

この本は、訪問看護師の役割や、多職種連携の具体例、具体的な仕事内容などが、わかりやすく絵や表などで記されており、難しい本が苦手な方でも読みやすい内容です。


現場で使える 訪問看護便利帖 [ 介護と医療研究会 ]

2.訪問看護お悩み相談室

訪問看護は、さまざまな制度の上でサービスが成立します。

また病棟と違って、利用者さんに直接契約をし、料金の説明をする必要があったり、直接集金や領収書のやりとりをする時に、問い合わせを受けることが多々あります。

訪問看護では、この利用者さんは、医療保険で訪問しているのか、介護保険で訪問しているのか、どのような加算がつくのか、新しい診療報酬改定で、どのように変わるのか、訪問看護の指示書でみるべきポイントなど、制度上知っておくべき知識がたくさんあります。

しかし、制度を理解をする必要があるのはわかりますが、内容を理解するのは簡単ではありません。

この本には、私たちはどのような制度のもとで看護を提供することが求められ、報酬を得ることができるのか。医療保険と介護保険での訪問看護の違いや、精神科疾患難病小児における訪問看護の知識など、具体的に細かく記されています。診療報酬改定に伴って、毎年出版されています。

入門書としても、実用書としても活用でき、どのステーションに必ず一冊は置いてあると言っても過言ではありません。今でも、困ったときに必ず見返す一冊です。


訪問看護お悩み相談室 令和3年版 報酬・制度・実践のはてなを解決 [ 公益財団法人日本訪問看護財団 ]

3.ナースのためのやさしくわかる訪問看護

訪問看護師は、主に状態観察や日常のケアの他に、服薬支援や医療処置などを行っており、病院や施設と仕事内容は大きく変わりません。しかし、利用者さんによって独居であったり、介護者が高齢であったり、劣悪な環境で暮らしているなど、生活背景はさまざまです。ケアをするにも、病院や施設のように、物品が揃っているわけではないので、状況に応じて工夫が必要です。

この本は、実際に訪問する時の業務やケア方法、工夫について、具体的にわかりやすく解説しています。訪問看護師の服装や持ち物、訪問カバンの中身なども記されています。カラー写真も豊富に使われているため、イメージがしやすく、入門書としておすすめの一冊になっています。


ナースのためのやさしくわかる訪問看護 [ 椎名美恵子 ]

4.死を前にした人にあなたは何ができますか?

超高齢多死社会を目前に、国の方針では、病院での看取りから、在宅看取りや施設での看取りに舵を切っています。その流れに則り、在宅看取りは増加傾向にあり、訪問看護師の看取り支援は、重要な役割を果たしています。

しかし、看取り支援と一言でいっても、それはとても難しく、苦手意識が強い方もいるのではないでしょうか。

それは、「どのように言葉をかけたら良いのか」「苦しみを訴えられた時、どのように対応すれば良いのか」明確な答えがなく、看護師として何もできない不甲斐なさを感じるからではないでしょうか。

そんな時に「何もしてあげられなかった」と思うのか、「私でもできることがある」と気づくことができるのかが、とても大切だと思います。

この本は、漫画で事例を紹介しながら、具体的な関わり方を解説されており、読んだだけで、少し自分自身が成長できたと思えるような一冊になっています。


死を前にした人にあなたは何ができますか? / 小澤竹俊 【本】

精神疾患を持つ人を、病院でない所で支援するときにまず読む本

精神科訪問看護は、特定の研修参加や、1年以上の専門経験がなければ実施することはできません。それだけ、対応に知識や経験が必要ということなのです。

この本は、解離性障害や双極性障害、アルコール依存症などの事例をもとに、患者と看護師の具体的なやりとりや、看護師の考えや対応をアセスメントし、どのような対応が必要だったかを詳しく解説しています。

私自身、精神科看護はまだまだ勉強の身であり、この本のような対応はできていませんが、自分の関わり方の振り返りのために、何度も読み返す一冊です。
精神疾患をもつ人を,病院でない所で支援するときにまず読む本 “横綱級”困難ケースにしないための技と型 [ 小瀬古 伸幸 ]

最後に

今回ご紹介した5冊の本は、私が訪問看護師として5年間働いている上で、今でも役立つ、実践的な5冊になっています。ぜひ訪問看護に興味がある方や、訪問看護の経験が浅い方におすすめです。

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