働きやすい訪問看護ステーションとは?
訪問看護って大変?
看護師といえば、ストレスの大きい仕事なので、離職率が高く、常に人手不足ですよね。
看護師のストレスの原因としては
- 人間関係
- ワークライフバランスの乱れ
- 仕事内容がハードで責任が重い
- 実力不足
- 労働に見合わない給料
などが挙げられます。

一方、訪問看護は
- 夜勤がない
- 土•日•祝が休みのことも多く、家庭と両立がしやすい
- 子育て中のママが多く、理解があるため、子どもが熱を出したり、体調不良時に休みやすい
- 患者さんとじっくり向き合うことができるため、看護のやりがいを感じることができる
などを理由に、人気がありますよね。
しかし、訪問看護は病院や施設勤務とはまた違ったストレスがあります。
- オンコールで携帯電話を持って帰るため、いつ電話が鳴るかと不安で気が休まらない
- 基本1人で訪問するため、その場での判断力が求められる
- 不衛生、過酷な環境の自宅への訪問
- 利用者や家族とのコミュニケーションの難しさ
などが挙げられます。
例えば重症の利用者さんがいると、病状も不安定で、ケアをその都度見直す必要があったり、利用者、家族への精神的支援に時間がかかります。そのため、訪問時の身体的、精神的負担が大きく、オンコールで呼ばれる可能性が高いため、訪問看護師のストレスは強くなります。
ゆえに、訪問看護師は、ストレスのかかる仕事だからこそ、働きやすい訪問看護ステーションを選ぶ、ということがとても大切なのです。

じゃあ、働きやすい訪問看護ステーションってどんな所?
では、私が5年間、訪問看護ステーションで働いた経験から、働きやすい訪問看護ステーションはどんな特徴があるかをまとめてみました。
働きやすい訪問看護ステーションとは?
訪問看護ステーションは、病院と違って、少ないスタッフで運営されています。だからこそ、スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすい環境であるか、が働きやすいかどうかを左右する、大きな要因だといえます。
それを判別するために、興味がある訪問看護ステーションに見学に行ったら、以下の項目をチェックしましょう。
- スタッフ同士のコミュニケーションが盛んで、笑顔で働いている
- 利用者さんのことについて、相談しやすく、チーム全体で話し合っている。
- 上司がしっかりスタッフの話に耳を傾けており、パワハラがない
- 離職率が低く、ベテランと若手が満遍なく何年も働いている
実際、私が働いている訪問看護ステーションは、幸い働きやすい環境で、上記の項目を満たしています。年配の先輩や、実力に自信がない看護師も、笑顔で働いています。
特に1.2は見学に行けば雰囲気を感じることができます。3.4についても、見学や面接の時に管理者の方と話す機会があると思うので、確認してみてください。
これを見て、気づきますか。
そうです。結局、働きやすさとは人間関係ということです。
だから私自身、時々ストレスが溜まれば、仲の良いスタッフ間でオンライン飲み会をしたり、悩みを共有したりして、ストレスを発散させています。
また、私自身もスタッフが働きやすい環境を作る努力をしています。
特に、忙しくて余裕がない時こそ、ギスギスしたり、お互いの気遣いを忘れてしまいがちですよね。そういう時こそ、スタッフ同士コミュニケーションを取ったり、楽しい話題をしたりして、笑顔で働けるように努力しています。
こんな小さな積み重ねを意識することで、ぐっと働きやすさが違います。
あなたも、一度、今の働き方を見直してはいかがでしょうか。